断乳の方法とスケジュールとは?

各ご家庭によって、いろんなきっかけや理由があり、おっぱいをあげることをやめるという決断をするかと思います。
少しでも断乳がスムーズにいくように、断乳の方法などについて、私なりにまとめてみたいと思います。
ここに書いてあることが、全てのママに当てはまるというわけではないことをご承知おきください。

断乳のスケジュールとは?
以下は私の体験による、一つのスケジュール例です。
- 一週間前程度 断乳の言い聞かせをする。余りしつこく言うと激しい拒否にあって失敗することある。さらっと告知しておく。
- 前日 ママの「切なさ」ピークかも。自分のおっぱいを飲んでいる我が子の姿をみて、涙したりすることも。でも、がんばりましょう。ママと子ども、一緒に成長です。
- 12月1日 断乳当日。子どもは泣き叫んでおっぱいをほしがるかもしれません。根負けしそうになるけれど、がんばりましょう。いっぱい遊んで!今日明日は、お風呂につからずにシャワーでがまん。
- 12月2日 二日目 この日の夜が一番つらい。おっぱいが張って、痛みで眠れないなんてことも。
- 12月3日 第1回目マッサージ。すっきりするまで絞ってもらいます。一気に楽になります!個人差があるけれど、分泌は少し落ち着いてきます。この日以降は、ほとんど乳房は張ってこない場合が多いです。
- 12月10日 第2回目マッサージ。すっきりするまで絞ってもらいます。
- 12月31日 第3回目マッサージ。
- その後、数週間後に、自分でおっぱいをさわってみて、しこりがないか確認。仕上げ絞りを自分で。(まだ黄色いどろっとした母乳がでてくることが多い)
対処方法①保冷剤などで、優しく冷やす ②少しだけ絞る(1日1、2回程度)
熱が出たりすれば連絡をいれる。


断乳を始める前に
おっぱいをあげるのをやめても、母乳生産はすぐにストップするわけではありません。
乳管に残ったおっぱいをそのままにしておくと、次の子の授乳のときのトラブルの原因になる可能性や、しこりとしてのこり、長い年月の間に変成を起こしてしまい悪性化することもあるそうです。
なので、母乳外来や桶谷式マッサージなどの、母乳マッサージを受けて、残った母乳をきれいに出してもらうことをおすすめします。
そのため、母乳外来などに相談するのがよいと思います。マッサージする日取り、おっぱいの状態などのチェック、いろいろなことを相談します。

断乳時のアドバイス
断乳に良い日っていつ?
①なるべく気候の良いときを選ぼう
夏は、汗をかき、ママも子どもも水分不足になりやすく、また気温も高く体力を消耗しがちです。
断乳時に子どもが泣いて水分を受け付けなかった時や、
必要以上に母乳分泌しないために、あまり水分をとりすぎてはいけないママのことも考え、避けた方がいいかもしれません。
また、冬も病気が流行やすいので、断乳日を一週間前に決めても、風邪を引いてだめになる…なんてこともあります。
断乳の最中に風邪を引いても大変ですよね。なので、冬も、できれば避けた方がよいかも。
なので、春、秋が無難だと思います。
※私は、二人目の断乳を冬に行いましたが、大丈夫でした!
②パパがお休みの日を選ぼう
桶谷式などの母乳外来で断乳相談をすると、だいたい断乳開始3日目にマッサージを受けてたまった母乳を出してもらう
と思います。(もちろんいろんなケースがあるとおもいます)
で、一番つらいのが、断乳開始2日目、3日の朝。ようするに1回目マッサージを受けるまでがしんどいのです。
母乳生産量がまだまだ多いママは、本当につらいと思います。
おっぱいはぱんぱんに腫れあがります。
痛くて痛くて腕も上がらず、気分もすぐれず、赤ちゃんを抱っこできないという事態になることも予想されます。
この断乳の2日目、3日の朝に、パパがお休みをとれる日に断乳開始日を設定するというのもよいかと思います。
③生理予定日をなるべく避けましょう
生理が始まっているママは、生理予定日も考えて断乳日を決定するとよいかと思います。
生理と断乳とがダブルでくると、かなりつらいのではないでしょうか。
子供に断乳を伝えるときの注意点とは?
次男は3歳だったので、言葉も十分にわかっている年齢。
なので、突然「おっぱいを取り上げる」よりも、ちゃんと口で伝えて、
少しずつ「ああ、もうすぐおっぱいはさよならなんだな」と理解してくれるようにつとめました。
そのおかげか、断乳初日から、いつも口癖のように言っていた「おっぱいちょっとのませてー」という台詞は、
まったく出てこなくなりました。
なので、数日程度まえからカレンダーなどを見せて、
「今日はここね-。この日になったら、おっぱいさよならだからね」と伝えるとよいかなぁと思っています。
しかし、余りにもしつこく「この日になったらおっぱいはおしまいだからね」と伝えすぎると、「恐怖心」「拒否の心」が強く出てしまうことがあります。
難しいですが、さらっと進めるのが良いとおもいます。
断乳開始まで気をつけることは?
①ママ自身があまり疲れないこと
断乳時に、乳腺炎の症状が出たら怖いですよね。乳腺炎は疲れが引き起こすことがあります。
特別疲れるような作業を、断乳開始前にしないほうがよいと思います。
断乳時は、夜に子どもが泣き叫んだりして何度も何度も起きなくてはいけないと思います。
その体力を温存するためにも、できるだけ体を休めておいてくださいね。
②ママの食事はあっさりめで
あまり脂っこい食事ばかりをとっていると、乳房内で悪さしてしまいかねません。
あっさり目の食事を心がけましょう。
③必要な家事を前倒しして済ませておく
断乳時、しんどくてとても外へ出られない、家事もできないというママもいます。
食材、ぐずったときの子どものお菓子などを、少し多めに買い込んでおくと便利かも。
また、作り置きできる食事(カレー、煮物など)を前日に作っておくと便利。
期日の迫った銀行への振り込みなども済ませておきましょう。
断乳時、あったら便利なものは?
①新しいおもちゃや絵本
断乳時は、(疲れて、夜コテンと寝てもらいたいのもあるし)、外でおもいっきり遊ぶというのが一番よいとは思うのですが、
それでも、それができない場合も多いです。
雨だったり、夜にぐずぐずしたり、遊んでくれるはずのダンナが仕事だったり。
ママのおっぱいが痛すぎて外出なんてできないわというママも多いのではないでしょうか。
ここはおもちゃを新しく投入しましょう。目を引くような面白いおもちゃを奮発しちゃいましょう!
親子で遊べるものならなお楽しいですね!
体を動かして使うものよりも、なるべくママと一緒に室内で一カ所で遊べるものがいいかもしれません。
これは、ママが断乳の痛み熱で余り動けない時のことを考えてのアイディアです。
粘土遊び、塗り絵、パズルなどはママと一緒に一箇所で遊べますよね。
目新しい遊び、たとえば大きな模造紙いっぱいに絵を描く、いっしょに小麦粉でめちゃくちゃに遊ぶ、
などもたのしいかもしれませんね。
②新しいおもちゃや絵本
夜中、泣きながら起きてきたときなど、気を紛らわすためにも、お茶をすぐ飲めるようにしておくといいと思います。
零されると大変なので、マグタイプのものだと安心です。
産後の生理再開はいつ?
母乳育児中まだ生理がこなかったママも、断乳後1,2ヶ月で生理が再開するママが多いようです。
もし、それでもこないようならば、一度産婦人科へ行ってみるのがよいかと思います。

次男3歳の断乳時の細かい体験談です。乳房の様子や次男の夜の様子などを記録しました。