母乳育児のコツ
赤ちゃんの突然の母乳拒否。理由と対処法

赤ちゃんが突然の母乳を拒否するのはなぜ?
赤ちゃんがおっぱいを突然拒否することがあります。 授乳のリズムも付いてきて、「お、これならおっぱいライフも悪くない」なんて思い出した頃、突然、我が子からおっぱい拒否をされることが少なくないのです。
母乳拒否はどんな感じ?
どんな様子かというと…。
数時間ごとにおっぱいをあげていて、「前回の授乳から4時間たったわ。さ、おっぱい!」と赤ちゃんにおっぱいをあげようとします。
この時点では赤ちゃんは泣いていません。むずがってもいません。
しかし、乳首をお口にくわえさせた途端、「ふぇえええええっっ!」と泣き出すのです。
そうなったらもうダメ。あやしても、抱っこしても、しばらくは泣いています。
今までおっぱいのお陰で泣きやんでいたのに、そのおっぱいで泣くなんて!
結構ショックでした。 なにかまるで「自分自身」を拒否されているような気さえしてしまい、かなりブルーにもなりました。
おっぱいは張ってきます。それに、赤ちゃんはお腹すいているはずなのに飲まないので心配になります。
しかも私は乳腺炎ママ。なので、このまま放っておいて、乳房内に母乳がたまっていくのは怖いのです。
30分後にもう一度授乳を試みましたが、ダメ。またもや泣かれてしまいました。
1時間後、再トライすると「しかたなく」と言う感じで、すこしだけ飲むという感じでした。
泣かれるのは、毎回の授乳ではありませんでした。3回の授乳中に1回程度の拒否です。ですが夜間は結構ちゃんと飲んでくれました。
ちなみに、ママの母乳の味が(食べた食事の内容によって)変わってしまった場合、赤ちゃんが飲むのを嫌がることはあります。
でも、私が食べていた食事の内容は、今までと全く変わってはいませんでした。
理由は?
結局分かりませんでした。私が想像するに、
- 乳腺炎になりかけていて微妙に母乳の味が変わっていた
- ママがいつもと違う食べ物を食べ、それが母乳に移行し、微妙に母乳の味が変わっていた
- おなかが一杯すぎて不快
- もうすぐ生理が始まるので微妙に母乳の味が変わっていた
- ただ単に母乳を飲む気分ではなかった
こんなところでしょうか?
もしかしたら、「今は飲みたい気分じゃないわよっ!」「お腹がいっぱいのなの。もう、むかつくわねっ!」という感じなのかもしれません。a あるいは、赤ちゃんの味覚の感覚が急激に発達して、「うわ、このおっぱいの味、なんかいやなんだけどっ!」と思っている? もしくは、出産後、ちょうど3,4ヶ月ごろにママのホルモンのバランスが切り替わって、母乳の味が変わってくる…のかも? 生理が始まる前兆で、母乳の味が変わってきた可能性もありますよね。
母乳育児の掲示板でも、この悩みは何回も見かけています。
どうやら生後3,4ヶ月頃、こういった感じになる赤ちゃんが多いようです。
- 突然の母乳拒否は、生後3,4ヶ月になることが多い
わたしの場合は、1週間程度この状態が続きました。 対処法は、あまり書けないのですが(自分も理由が分からなかったので)、「とりあえず母乳を拒否したくなる時期がある赤ちゃんがいる」ということです。
夜は(ねぼけてかどうかはわかりませんが)しっかり飲むというベビーが多いと思うので、とりあえず夜間はしっかり授乳。 昼間におっぱい拒否されたら、とりあえず様子を見て(おしっこの回数や、表情)、まぁ、こまめに授乳を試みて、飲む機会をうかがってみるのが良いのかなぁと思います。
- 突然の母乳拒否が起こっても、夜間は飲むことが多い

赤ちゃんが片方のおっぱいのみ拒否することもある
ママの両方のおっぱいを拒否するわけではなく、「片方のおっぱいをあげると必ず泣く、拒否する」という赤ちゃんも割といるんです。
何故でしょうか?
①片方のおっぱいだけ、乳腺炎になりかけている
片方のおっぱいだけ乳腺炎になりかけていて味がおかしい、味がいつもと違うのかもしれません。
赤ちゃんは微妙な変化にも敏感なことが多いですものね。
その場合、早く乳腺炎を治すために以下のことを心がけてみましょう。
- ママがいつもよりきちんと休む。無理をしない
- 頻回授乳をして古くて余り良くない母乳を外に出す
- (飲んで貰えない側の乳房を)軽く搾乳して、古い母乳を出す
- おっぱいマッサージを予約して、手技を受ける
②片方のおっぱいの(乳首や乳房の)感触が良い。もしくは、片方のおっぱいの感触が嫌い
色々な哺乳瓶が売られていますが、赤ちゃんによっては、
「うちは、ヌークの乳首じゃないと飲まない」
「うちは、ピジョンの乳首」
とか、色々あると思うのです。不思議ですよね。同じメーカーのミルクを飲ませようとしても、哺乳瓶(乳首)によっては、飲まないこともあるんですよね。
なので、やっぱり赤ちゃんによって、こだわりの乳首の「堅さ」「形」などがあるのかもしれません。
その場合はどうしようもありません。赤ちゃんの好みですものね。なので、
- お腹が空いている状態でおっぱいをあげる、つまり、最初にあげるおっぱいは、赤ちゃんが好きでないほうのおっぱいをあげる
のが良いのではないでしょうか。

おっぱいが張りすぎて辛い場合、乳腺炎予防も込めて、少し搾乳しておくと良いですよね。

自分で詰まっている母乳を絞るより、専用の搾乳器を上手に使った方が良い場合があります。
母乳育児のコツ
目 次

添い乳をマスターするととても楽。やり方と注意点を書いてみました。

正しいスタイルで授乳をすることが、乳腺炎の予防二も繋がります。

母乳が出すぎてしまうことも、乳腺炎ママの困りごとの一つ。どう対処したらいいのでしょうか?

母乳育児をしていると生理がストップしていることが多いです。

母乳を飲んでいる赤ちゃんは風邪を引かないというけれど、どうなんでしょうか?

何故か、赤ちゃんが突然母乳を飲みたくないと拒否することがあります。何故でしょう? 対処は?

夜間授乳。いったいいつまで続くんでしょうか?

おっぱいが突然張らなくなることがあります。何故でしょうか? 母乳はもうでないのでしょうか?